アクアリウムにおいて、魚やエビなどで、種類によっては一緒に買うのが望ましくない場合があります。
ですが、水草にも相性があるようです。
例えば、マツモ。金魚水槽などでよく使われていますが、これはアレロケミカルという物質が排出されます。
これは、植物などが化学物質(アレロケミカル)を放出することで(同種または別種の)他の植物の成長を阻害する作用です。
よく、マツモを入れたらコケが出にくくなった。これはマツモが養分をみんな吸い取ったからだ!ということが言われますが、実は、アレロケミカルの影響もあるのかもしれません。
アクアリウムでよく使われる水草で、アレロケミカルを出すものに以下のようなものがあります。
マツモ
カフェイン酸、フェルラ酸、シナピン酸、硫黄
アコルス
カフェイン酸、フェルラ酸、p-クマル酸、αアサロン、シナピン酸
コークスクリュー・バリスネリア
フェルラ酸、没食子酸、p-クマル酸、バニリン酸
バリスネリア・スピラリス
カフェイン酸、p-クマル酸
ホザキノフサモ
カフェイン酸、フェルラ酸、p-クマル酸、没食子酸、シナピン酸、テリマグランジンII
他にもあるかもしれませんが、これら水草は注意して植えたほうがいいかもしれません。
最近、エビを買ったときについていたマツモを水槽に入れていました。急激に増えてコケもかなり減ったのですが、他の水草がいまいち調子が悪くなってしまったので、全撤去してみました。
これで調子が戻ればいいのですが…