水槽の立ち上げ直後や、日々のメンテナンスでどうしても気になるのが水槽の水質。
魚やエビ、水草の様子を毎日観察していれば、調子が悪そう状態というのは大体わかるようになりますが、初心者だと難しいですし、手遅れになる場合も多いです。
また、”感”に頼ることになってしまうので、科学的に定量的に判断することはできません。
テトラ テスト 6 in 1 試験紙では、pH(ペーハー)・KH(炭酸塩硬度)・GH(総硬度)・NO2(亜硝酸塩)・NO3(硝酸塩)・Cl2(塩素)の6つの指標を一度に測定することができます。
液体の試験薬タイプもあり、こちらのほうが確実ですが、1つの項目しか測定できないためすごく面倒ですが、こちらなら1回水に沈めるだけでチェックできます。
ただし、問題もあります
問題点1 価格
大体安いところで1500円ぐらいで売っていますが、1つで25回測定できます。
これが高いとみるか安いとみるかは人それぞれだとは思いますが、毎日はかるとなるとそれなりのコストかもしれません。
問題点2 判定が難しい
試験紙を水につけた後、サンプルの色見本と見比べて測定しますが、時間がたつと色がコロコロ変わるのでもたもたしていると正しい判定ができません。
また、隣の項目の色がにじんできてしまい、色がわからなくなってしまうことも多々あります。
問題点3 余計な項目まで測定してしまう
一番無意味だと思うのはCl2(塩素)の項目。
普通、水槽に水を入れる前に調べるものだと思うのですが…。水槽の塩素濃度はかって、もし高くても、手遅れなのでは?
ほかに、PHだけとか硝酸だけというような測定ができません。
では、どうするかのか?
そう、切って使うんです!
まずに、縦に2or3分割します。
これで、50枚or75枚になり大幅にコストダウンが可能です。
4分割以上は、ちょっと細すぎで測定ができません。
また、一度開封してしまうと湿気等で変質してしまうので、あまり長期間は保存しないほうがいいと思います。
ということで、使用頻度によりますが2分割ぐらいががベストだと思います。
ここまでは、みんなやっていると思います。
ポイントは次
そして今度は、”横に”切ります。つまり、1項目ずつ切り離してしまいます。
こうすることによって、
・1項目ずつ測定できるので、焦らずに落ち着いて測定できる。
・隣の試験薬がにじんでくることがない。
・知りたい項目だけ検査できる。
・使わない項目の試験紙はピルケースなどの密閉容器に乾燥剤とともに入れておけばよい。
具体的な使い方は
切り離した試験紙をピンセットでつまんで、水に1秒ほど付ける
試験紙をティッシュペーパーなどにおいて余分な水けをとる。決して、拭いてはいけません。
1分ほどしたら色見本で比較して測定する
いかがでしょうか?
ちょっと手間はかかりますが、安く、正確に測定できるようになるのではないかと思います。